INORAN - Hide and Seek (2011)
01. Hide and Seek
02. One Big Blue
03. Santa Ana Afternoons (通常盤のみ収録)
LUNA SEAのギタリストINORANのソロプロジェクト、2011年にキングレコードからリリースした5枚目のシングル。FEEDERのベーシストTAKA HIROSEとの共作が話題となった。
INORANのソロは1stアルバムの「想」しか聴いたことがなかったから、静寂なサウンドとイノらしいアルペジオが奏でられるようなものを想像していたんだけど、本作はバンドサウンドを全面に押し出したロックナンバー。
ギタリストのソロって技巧主義というかテクニカルでマニア向けというイメージがあるけど、シンプルなハードロックで聴き手を選ばない懐の広さがある。でもさすがINORAN、3分足らずの曲にカッコいいギターフレーズを詰め込んでいる。特段テクニカルに感じないけど、とにかく作曲のセンスがいんだろうな。同じLUNA SEAのSUGIZOのソロはとても実験的で、完成度の高さに驚愕してしまったけど、INORANのソロはなんというかとっても自然体で、赴くままにって言葉がしっくりくる。
LUNA SEAの時はリズムギターを寡黙に奏でて、儚げなアルペジオを弾いたり、どちらかというと静かで大人しいイメージがあったんだけどこういうドライヴ感のあるHRをやってみたかったんだな。歌も全曲英詩なので、軽快なBGMとしてもいいと思う。
#1は、下のMVを見てもらうとイメージが付きやすいと思う。INORAN以外のメンバーは外国人女性で、セクシーな声で時折コーラスにも参加する。カバージャケットと通ずるモノトーンで色気のある世界観。演奏シーンがメインの王道MVだけどINORANの飾らない渋みのあるカッコよさがわかると思うので是非見てほしい。
#3のSanta Anaはカリフォルニアの地名かな。機械加工気味のVoと、少しミドルテンポ気味で、カリフォルニアってカラッとしてて太陽がまぶしい景色を想像してしまうけど、そんな強烈な日差しを手で隠すような、夕方4時ごろの一日が終わりかける切なさをちょっぴり感じる曲。地味に一番この曲が好きかも。
#1 Hide and Seek
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