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2016年6月10日 (金)

D'espairsRay - Coll : set (2005)

Coll_set

D'espairsRay - Coll : set (2005/6/29)

1. Infection
2. Dears
3. in vain
4. Grudge
5. 月の記憶 -fallen-
6. Garnet
7. アベルとカイン
8. 「浮遊した理想」
9. "Forbidden"
10. 灰と雨
11. Tainted World
12. [The World In a Cage]
13. Marry of the blood ~bloody minded mix~
14. BORN ~white stream mix~

Members

Vocal: HIZUMI
Guitar: Karyu
Bass: ZERO
Drums: TSUKASA

D_espairsray__coll_set__by_allenwal

1999年に東京で結成されたヴィジュアル系バンドD'espairsRayが2005年にリリースした1stフルアルバム。

光と闇という意味のバンド名を背負った彼らが目指したのは、退廃的なゴシックサウンドと破壊的なラウドサウンド。インディーズ期ということもあり、光の部分はどこに行ってしまったんだと言いたくなるほどダークな世界観に徹しているアルバム。

#1~#4までは激しい疾走曲が続きます。クリーンもガナリ声がメインでシャウトを連発するHIZUMIの歌唱、畳掛ける楽器隊の攻撃的な音の塊。ヘドバン必須の暴れナンバーが詰まってますが、個人的には#4"Grudge"が一番好きです。

アルバムの中盤となる#5~#9はミドルテンポでメロディに拘った良曲が続きます。
相変わらずガナリ声気味ではあるものの、しっかり歌い上げるところはV系らしく艶やかな歌声を披露。作詞作曲共にKaryuが担当した#5は、キャッチーな歌メロと後半の静かなパートが素敵です。2003年にシングルリリースした#6はざらついたクリーンコーラスと激しいスクリーム、ギャングコーラスが掛け合う展開になっていて、ライヴ映えしそうな曲。サイバーなイントロからラウドなバンドサウンドが始まる#7もスピード感があってかっこいい。シングルカットされた(2004年発売の-gemini-に収録)#8は軽快なドラムソロからシャウトメインの疾走パートに入り、そのままバンドサウンドメインで突っ走る。一度聴いたら忘れない覚えやすい歌メロといい、分かりやすい激しさという点でシングル向けな曲です。確かカラオケにも入っていた気がします(笑)。ヘヴィサウンドでラウドながらバックに軽快なシンセ音が鳴っていたりしてノリやすいリズムと言い明るめの曲が#9。†ザ・V系†なロックバラード#10はバラードにしてはリズムギターが重くて速めですが、後ろで神聖なシンセサイザーやピアノが奏でられていて神秘的な雰囲気を醸し出している。こうしてColl:setの旅は静かに終わりを迎えるのかと思いきや、ZERO作曲の#11を入れてきました。ゆったり目なテンポとはいえ、先ほどまで続けてきた曲に近いのを敢えてここに持ってきた理由はよくわかりません。そしてアウトロ#12。

#13,#14はボートラ的なポジションでしょうか。2003年のシングル”MaVERiCK”収録の”Marry of the blood”と2004年発売のEP”BORN”収録の”Born”のリミックスです。共にサイバーな雰囲気を全面に押し出していて、ヴォーカルも一部機械加工していてわざと聞こえ辛くしたり、ドラムパートをヘヴィなエレクトロビートにしてみたりと、インダストリアル方面に進もうとしていた彼らがやりたいことを理解した。世界観とは合致していると思うので、こっち方面に特化したEPとかあったら楽しめたなと思ったり。#14”Born”の方は結構カッコいいです。

2004年に初の渡米を経験して以来、海外で数多くのライヴを行い、2006年にはかの有名なWacken Open Airに参戦するという日本独自のカルチャーであるヴィジュアル系を海外水準のものとした立役者でもあります。メジャー進出以後キャッチーでラフな曲が増えていった彼らですが、闇に徹しながら彼らにしか作れない世界観を表現しつくした傑作と言えるでしょう。ラウド系のジレンマというか宿命というかどうしても似たような曲が多くなってしまうことは少し目をつぶりましょう。

HIZUMIの喉の治療が長引くということで2011年6月15日をもって解散。11年の歴史に幕を下ろした。HIZUMIはUMBRELLA名義でデザイナーとして活動、Karyuは元PIERROTのキリト率いるAngeloに加入、ZEROとTSUKASAはTHE MICRO  HEAD 4N'Sを結成して活動中。
再結成されることはなさそうですが、解散後も皆がアーティストとして活躍していることから、非常に才能に恵まれたメンバーだったことが伺えます。11年間メンバーチェンジなしで活動を共にしてきただけに残念でならないです。

オススメ
#4 Grudge
#5 月の記憶 -fallen-

MV
#6 Garnet




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